シーズン性がある異色の古着屋、Ambivalence
代官山の新名所。古着屋Ambivalence
師走ですね。
4月以降の更新となってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょ
映画もいくつか観ましたが、今回はとあるお店をご紹介致します。
Ambivalence
音楽だけじゃない!『ラ・ラ・ランド』は開襟シャツとスペクテイター・シューズも魅力的!
はじめに
そもそも開襟シャツとは?
開襟シャツのもう1つの特徴ですが、
開襟シャツ
シャツの起源
スペクテイター・シューズ〜または、コンビ・シューズ〜
ジャズ・ファッション〜フランク・シナトラの場合〜
フランク・シナトラ-1943年の写真
ジャズ歌手、ミュージカル俳優、そして当時のアメリカを代表する大スターにしてアイドル、フランク・シナトラの写真です。セブが崇拝してる部類のジャズミュージシャンではないですが、開襟シャツと、靴もうっすらとですが、2色使いになってる写真をみつけました。とういうことで、前編後編に分けてお送りした『ララランド』特集、いかがでしたか?色々な意見があるラ・ラ・ランドですが、僕は楽しめました。舞台ミュージカルの映画化や、ディズニー映画ではない、オリジナル作品なのに世界中で大ヒットを連発。しかも製作は、ワーナーや20世紀フォックスなどのハリウッド6と呼
音楽だけじゃない!色使いも魅力的、映画『ラ・ラランド』
ララランドの色使い
ミュージカルのオマージュ
日本映画の影響
東京流れ者のワンシーン。
ちなみに先日亡くなってしまった鈴木清順監督はタランティーノ、ジム・ジャームッシュ、ウォン・カーウァイ、パク・チャヌクなどにも影響を与えていますね。いわゆるB級映画とも呼ばれますが、鈴木清順の独特のセンスは、もっとメジャーな、『アニメ版ルパン三世』にも受け継がれてます。鈴木清順はルパン・テレビシリーズの監修も務めていたそうで、制作現場では宮崎駿とのバトルも頻繁にあった見たいです。そのバトル、見て見たい。笑
1985年公開、鈴木清順監督。
テクニカラー
さて、話を戻しましょう。『ララランド』はたくさんの映画を参照しただけあって、衣装を含む美術がいいですね。と思ったらアカデミー賞美術賞を受賞してました。(衣装賞はファンタスティック・ビーストでした) さらに、『ララランド』は上記にもあるようなミュージカル映画の雰囲気を再現するために、あえてフィルムで撮影したそうです。実は劇中の歌の中でもテクニカラーというが歌詞に出てきますね。(テクニカラーはアメリカのカラーフィルムの企業と技術の名前です)
個人的にはそこまでカメラワークはビックリしなかったのですが、アカデミー賞撮影賞も取ってます。第86回、87回、88回と3年連続でアカデミー賞撮影賞を受賞したイマニュエル・ルベツキと比較すると、今作はそれほどかな?とやや疑問ですが、ここは専門外なので詳しい方いたらご教示いただけると幸いです。 そういえば、87回のアカデミー賞作品賞の『バードマン』に出ていた頃のエマ・ストーンと比べると、ラ・ラ・ランドのエマ・ストーンは本当に綺麗になりましたね。まぁ、役柄とメイクのせいもありますが、随分大人っぽくなりました。
『バードマン あるいは無知がもたらす予知せぬ奇跡』アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督、2014年公開。アカデミー賞助演女優賞ノミネート。 似たアングルのこちら。本作では、アカデミー賞主演女優賞を受賞しましたね。
ということで、色使いに注目した前編でした!まだ観てない方、後編を公開する前にも、まだまだ劇場で観れますよ! 『ララランド』紹介記事の後編ではライアン・ゴズリング演じる、セブ役のファッションについて書きます。乞うご期待!
『たかが世界の終わり』
本日ご紹介する映画は、洋服度控え目になりますが、間違いなくファッション誌等でも取り上げられるであろう若き天才が撮った、おしゃれな大傑作です。
『狂い咲きサンダーロード』とヴェトモン
戦う女性経営者。マリメッコの創業者はぶっ飛んでた!映画『ファブリックの女王』
生地屋、マリメッコ
演技を止め、台本を読む演出家とアルミの人物像について話すシーン。
オートクチュールの時代
パリ・オートクチュール
世界に一つだけの服
マリメッコの革新性
一流の映画は、衣装も一流だった。『8 1/2』で学ぶスーツスタイル
一流の映画は、衣装も(スーツの着こなしも)一流だった。体型にあったサイズ、細すぎずダボダボしすぎないシルエットに、黒縁メガネや、サングラスなどの最低限の小物。今ではお洒落なスーツスタイルに欠かせない上記の着こなしポイントも、ルーツを辿っていくと実はこの映画が起源ではないかと思えるのです。
8 1/2の衣装
フェリーニは言わずと知れた、
グイド(マルチェロ・マストロヤンニ)のスーツ
マルチェロ・マストロヤンニとコリン・ファース
フェリーニの影響
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ダサ・カッコイイ?黒スーツがイケてる『レザボア・ドッグズ』
ダサ・カッコいい?映画オタクの監督、タランティーノ
今や大ヒット映画監督の1人となったタランティーノのデビュー作
低予算感は出てますがこの頃からタランティーノらしさが全開です
ハーヴェイ・カイテルと黒スーツ
ハーヴェイ・カイテル演じるミスターホワイトはアニエス・
ティム・ロス演じるミスターオレンジはボストン型のサングラスをかけてます。
細身の黒スーツ
ディテールの差はあれど、細身の黒スーツをユニフォームとして着るとかっこいいですね。この細身のネクタイの具合や、サングラスやデニム、人によってはブーツを合わせてしまう具合が、絶妙です。黒のスーツに黒のネクタイといえば、一歩間違えると喪服に見えてしまいますが、素性のわからないホワイトさんや、ピンクさん達は強盗をするのに、「あえて黒スーツを着てる」感がおしゃれに見えるんでしょうね。うまい演出を考えましたね、タランティーノ。
と、思ったら監督本人も、ちょい役でちゃっかりミスター・ブラウンとして出演してます。この笑みがなんとも言えないですね。完全に楽しんでます。さて、物語は明るいオープニングで始まりますが、その後緊迫したムードが漂い始め、銀行強盗が失敗に終わったことがわかります。タランティーノ特有の、キャラクターにべらべら長台詞を言わせる、また、時間が飛んだり戻ったり、という演出が低予算がながらも物語に良いリズムを生んでくれてます。果たして、裏切り者は誰なのか。タランティーノ演じるミスター・ブラウンはどんな活躍をするのか。長編デビュー作とは思えない素晴らしいこの映画は、この服装無くしては成立しなかったと思います。スーツの着こなしにそんなに差ってあるの?と思ったそこのあなた。他にもシンプルなスーツがイケてる映画を紹介していますので、ぜひご覧ください!巨匠、フェリーニによる『8 1/2』があり、michischili.hatenablog.com
フェリーニから時代を経て引き継がれたスーツ・スタイルに、『シングル・マン』もあります。しかもこの映画は現役のファッション・デザイナーが監督をしてるので、そこも見所です。michischili.hatenablog.com本日も最後までご覧いただきありがとうございました。コメントの書き込み、その他SNSでのシェアなどして頂けるととても嬉しいです!それではまた!
ヒップ・ホップ誕生を描く、Netflixドラマ『ゲットダウン』
プーマのスウェード・クラシックが印象的に使われている『ゲットダウン』。実はこには理由があるんです。今回は、Netflixが製作したヒップホップ誕生の物語を描くド
ブロンクス生まれ、プーマ育ち
舞台は1977年ニューヨーク、ブロンクス。当時は街中には貧困が蔓延り、
初期ヒップホップとスニーカー
michischili.hatenablog.com さて、ドラマは77年から数年間(第2シーズンでどれくらい進むかにもよりますが)を描いてますが、少し先に進んでみましょう。RUN-DMCによって一気にメジャーな音楽の仲間入りを果たしたヒップホップですが、当時はまだまだアフリカ系、またはヒスパニック系の文化というイメージが強かったです。 そんなイメージをこのグループが壊します。
『ゲットダウン』の魅力とは?
彼女はキリスト教の牧師を父に持ち、教会で聖歌を歌っていますが、ディスコ・スターになり、この貧困の街から出たいという夢を持っています。しかし、厳格なペンテコステ派の牧師の父からは、ディスコは悪魔の音楽だ、と断固反対されます。ディスコ音楽と教会音楽という部分もきちんと描いているのはとても勉強になります。アメリカのミュージシャンで聖歌隊出身の人は非常に多い点から、その背景を観れるのは日本に住む僕たちにとってはとても新鮮だと思います。誰もが、エゼキエルの教養の深さを評価しているにも関わらず、彼は才能を活かしきれない。誰もが、マイリーンの歌声を評価しているにも関わらず、父がその才能を使わせてくれない。 この才能のある若者二人は時代の波にのまれてしまうのでしょうか?
このドラマ、ヒップホップ誕生物語でもありますが、若者の青春ドラマでもあり、弱者が夢を掴みとろうとするアメリカンドリームも描いてます。服の話からずれてしまいますが、ヒップホップ誕生と切ってもきれないグラフィティ(落書き)の文化もリアルに描いています。この夏公開されてからは、アメリカで大ヒットしたみたいですが、日本でも同じ公開時期に観れるのはいいですね。僕も寝る間を惜しんで一気見してしまいました。今回はスニーカーを中心に解説しまたしが、いかがでしたでしょうか?ちなみに未だにヒップホップとスニーカー(ファッション)の関係は切っても切り離せず、最近ではKanye West がAdidasと共同でプロデュースしているyeezyというスニーカーが人気だったりします。
無法地帯の若者達を潰しにかかる嫌な大人達と、
現状を憂いながらも、もっと良くしていきたい!と反発する若者達の熱血ドラマ。
ヒップホップ誕生の裏側は、小説よりも奇な血沸き肉踊る若者達の叫びの物語でした。どっちが勝ったって?それはもう皆さんご存知ですよね 本日も最後までご覧いただきありがとうございました。コメントの書き込み、その他SNSでのシェアなどして頂けるととても嬉しいです!それではまた!