映画で学ぶファッション史

生きたファッションは映画やドラマで学べる! 洋服屋による映画レビュー。 チームで映画も作ってます。

【ファッション史14】ラ・ラ・ランドのファッション〜前編:色使いの話〜

 
 
お久しぶりです。バタバタしてましたが、元気です!
 
 
 
 
 
 
今回はこちらの映画!
 
ラ・ラ・ランド
デミアン・チャゼル監督-2017年公開。
 
 
 
前代未聞のアカデミー賞での珍事がありましたね。それ以外にもこの監督の前作同様、ジャズミュージシャンやジャズ警察(?)と呼ばれる人達による「これはジャズか否か」論争などもあり、色々な意味で世の中を賑わせてくれてます。
 
 
 
さて、服を見ていきましょう。
 
女優を目指すミアと、その友人達の着るドレスのカラフルさが際立ちますね。監督は往年のミュージカル映画へのオマージュをたくさん散りばめていますが、このカラフルな衣装もその1つです。

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ミュージカル映画の黄金期の50年代、60年代には、まだ白黒で映画を撮るのが主流でした。カラーで撮れたのは資金にゆとりがあるごく限られた作品のだけ。
せっかくミュージカルをカラーで撮れるのなら、色をふんだんに使おう!となったのが1964年公開、ジャック・ドゥミ監督の『シェルブールの雨傘』だったりします。
 
  

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更に、先日この映画の宣伝の為に来日したデミアンチャゼル監督は、鈴木清順の『東京流れ者のポップな色使いに影響を受けた、と言ってます。

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鈴木清順監督、1966年公開。
 
 

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東京流れ者のワンシーン。

 

ちなみに先日亡くなってしまった鈴木清順監督はタランティーノジム・ジャームッシュウォン・カーウァイパク・チャヌクなどにも影響を与えていますね。いわゆるB級映画とも呼ばれますが、鈴木清順の独特のセンスは、もっとメジャーな、『アニメ版ルパン三世』にも受け継がれてます。

鈴木清順はルパン・テレビシリーズの監修も務めていたそうで、制作現場では宮崎駿とのバトルも頻繁にあった見たいです。そのバトル、見て見たい。笑

 

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1985年公開、鈴木清順監督。

 

 

 

さて、話を戻しましょう。

ラ・ラ・ランドはたくさんの映画を参照しただけあって、衣装を含む美術がいいですね。

と思ったらアカデミー賞美術賞を受賞してました。

(衣装賞はファンタスティック・ビーストでした)

 

さらに、ラ・ラ・ランドは上記にもあるようなミュージカル映画の雰囲気を再現するために、あえてフィルムで撮影したそうです。実は劇中の歌の中でもTechnicolorというが歌詞に出てきますね。

(Technicolorはアメリカのカラーフィルムの企業と技術の名前です)

 

 個人的にはそこまでカメラワークはビックリしなかったのですが、アカデミー賞撮影賞も取ってます。第86回、87回、88回と3年連続でアカデミー賞撮影賞を受賞したイマニュエル・ルベツキと比較すると、今作はそれほどかな?とやや疑問ですが、ここは専門外なので詳しい方いたらご教授いただけると幸いです。

 

 

そういえば、87回のアカデミー賞作品賞の『バードマン』に出ていた頃のエマ・ストーンと比べると、ラ・ラ・ランドエマ・ストーンは本当に綺麗になりましたね。

まぁ、役柄とメイクのせいもありますが、随分大人っぽくなりました。

 

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 『バードマン あるいは無知がもたらす予知せぬ奇跡』

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督、2014年公開。

アカデミー賞助演女優賞ノミネート。

 

 

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似たアングルのこちら。

本作では、アカデミー賞主演女優賞を受賞しましたね。

 

ということで、色使いに注目した前編でした!

まだ観てない方、後編を公開する前にも、まだまだ劇場で観れますよ!

 

後編ではライアン・ゴズリング演じる、セブ役のファッションについて書きます。

乞うご期待!