映画とドラマとファッションと

ブログを初めて早6年。平成生まれ、米国育ちの映画オタク。元パリコレブランド勤務で今はマーケターやってます。

【映画26】ニューシネマパラダイス

この映画も今更感ありますが、やっとみれました。

 1988年公開、イタリアのジュゼッペ・トルナトーレ監督。

ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD]

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ここで紹介する必要もないくらいの名作で、この映画のことが嫌いな人はいないんじゃないかと思うくらいイイ映画でした。

 

娯楽がたくさんある大都会ではなくて、街の映画館にいくことくらいしか娯楽がない村での映画館の映写技師のおじさんと、シングルマザーに育てられた小さな少年の友情の物語。

映像技師のおじさんの仕事に憧れる少年のキラキラした目を見るだけで薄汚い都会人の僕の心は洗われました。そんなピュアな映画との出会いから、少年は成長し恋をして、同時に理不尽な世の中に翻弄されます。

 

 

親が転勤族だったので僕も住みたい場所に住めず、もやもやした時期がありました。

この映画では主人公の感じるもやもやの描き方もうまくて、主人公がいい歳したおっさんになってももやもやを引きずってる描写がなんか人間臭くて好きでした。それがあったからこそラストのシーンが本当に効いてくるんだな、と思いました。

 

映画好きが撮った映画好きの為の映画です。これ見たら世の中捨てたもんじゃないな、と思えるんじゃないかな。少なくとも僕はこれを見てなんか救われた気がします。