【映画24】フォスター卿の建築術
僕は建築は素人ですが、とても刺激的でまたみたくなるドキュメンタリーでした。
フォスター卿の出自、建築学校での仲間や師匠との出会い、良きパートナーであった妻の他界などと
波瀾万丈な苦労人としての生き様が描かれています。
もちろんフォスターさんの建築もたくさんでてきます。
個人的にはドイツ国会議事堂の増改築のくだりが印象的でした。
映像はもちろん、音楽も派手ではないですが作品全体を品良くまとめるのに一役買っています。
そして脚本(ドキュメンタリーだから構成とかになるのでしょうか?)とナレーションがDeyan Sudjicなんですね。
Sudjicさんは今は絶版となったコムデギャルソンについての本を監修した人としてしか僕は知らなかったのですが、
建築界では有名な批評家のようで自分の勉強不足を痛感しました。
出演する建築家仲間や芸術家なども豪華で建築術だけにとどまらないフォスターさんの生き様が他分野の人達と共鳴しているのが伺えました。
建築家を目指す人間以外にもおすすめです。