【本2】食べ物と遊びの話
生きるには衣食住が必要といわれますね。
ところで、衣食住は生きるために最低限必要なものだとは思いますが
それだけじゃ生きた気がしないと思うんです。
遊びあってこそ生きるのが楽しい、そう思うんですね。
で、遊びというのが形となって、伝播し継承されると文化になるんじゃないか。
そう思うんです。
ということで今回は生きるための基本の食べることと、
それにまつわる文化(遊び?)についての本です。
この話は日本の食料自給率の話などから始まります。
先進国のなかでは日本の食料時給率は最も低い。
にも関わらず、日本は世界で最も食品を捨ててる国でもある。
さらに日本では農家になる人よりも医者になる人のほうが多い。
個人的にはこの出だしに大興奮!
だって、ある意味チャンスじゃね?と思うんです。
若者に敬遠されがちな職業でイノベーション起こしちゃえ!って思うんです。
自分がじゃすぐはいやりますとは言えないのが現状ですが、将来一山当てたい(言い方は悪いかもしれませんが)若者は農業って選択肢もありじゃないですかね?
で思い出しました、ちょうど6月頃にでた雑誌ワイヤードで農業とIT技術を融合させて起業した若者たちの記事があったなあと。
と、話がそれたので戻しますと食文化の本では人類が農耕を始める前に食べていたものから話が始まります。
そして火をコントロールできるようになって食の幅が広がります。
ある意味人間の思うように動植物を加工するってのが遊びとしての要素といえるのかもしれないですね。
火の発見と道具の進化、そして農耕によって知能が発達。そしてお酒も作られるようになる。そのお酒もだいたいどの地域でも神に捧げられていたり、宗教的な儀式に用いられている。個人的にはこのあたりの話も面白かったですね。文化人類学みたいな話ですね。
人間食べると元気になるように、本を読むと気持ちが元気になると思いながらこの本を読みました。