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ブログを初めて早6年。平成生まれ、米国育ちの映画オタク。元パリコレブランド勤務で今はマーケターやってます。

戦うオヤジとアメ車が魅力。激渋映画『グラン・トリノ』

車を買うなら72年のグラン・トリノが良い、と思ってしまう激渋でカッコいい映画。テーマは「父性と赦し」でしょうか。

グラン・トリノ (字幕版)
 

色彩より陰影が印象的な画作りや、時折手持ちカメラのような撮影が入る感じ、他にもオールドスクールアメリカらしい質実剛健気質が満載。

 

戦争で心に深い傷を負い、2人息子とキチンと接する事ができなかった頑固な偏屈ジジイ、ウォルト。実は隣人のモン族達と過ごす過程で、彼自身の過去を赦す事で生きる喜びを見つけた、そう解釈もできる。

昨今の欧米社会では、左派的なポリティカル・コレクトネスが強調され、ハリウッドでもイーストウッドは右寄りな古い人と見られる事もある。でもこの作品はそんな思想の対立を超えるテーマがある。人は1人では生きていけない、とつくづく思った。

 
ちなみに、もしこの映画でスピード感や音楽や楽しさが足りないと思ったら、こちらの映画も車が魅力的です。michischili.hatenablog.com
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