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ブログを初めて早6年。平成生まれ、米国育ちの映画オタク。元パリコレブランド勤務で今はマーケターやってます。

『15:17、パリ行き』はイーストウッドによるゴダール再発見か!?

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ヤバイ。こんな映画あったのか、と思い知らされる出来。

アバンタイトルの手や足のクローズ・アップからして、ただならぬ予感。

撮影と編集のリズムがめちゃ上手い。

 

 

そこからはもう息つく間もないまま映画の時間に吸い込まれた。役者ではなくて、実際の事件に居合わせた本人達が出演してるのってどうなのよ?と思ったけど、ちゃんと映画になってる。むしろ最近観た映画の中では最も映画らしいというか、何というか。

 

ゴダールの『勝手にしやがれ』の原題はbreathlessだけどこの映画も正にbreathless。

映画というフォーマットだからこそできるリズム感、時間、音楽の使い方などの表現を本当に突き詰めてるな、と思った。小学校時代、軍隊内での落第、アムステルダムでのパーティー、どこをとっても無駄が無く、かつ無ければならないシーンとして成立してる。イーストウッド、凄すぎ。

 

15時17分、パリ行き(字幕版)

15時17分、パリ行き(字幕版)

 

 

ちなみに他のイーストウッド作品に興味がある方はこちらの激渋な映画もオススメです。

michischili.hatenablog.com

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