元パリコレブランド➡︎広告営業マンの「勝手に考察」

日系パリコレブランドにて販売・MD・バイイング等多岐にわたる業務を経験。現在は外資系広告代理店の営業マン。そんな僕がポップカルチャーからビジネスまで、気になった事を「勝手に考察」するブログ。

極寒世界の渋いオヤジの戦い。カーハートが印象的な『ウィンド・リバー』

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2018年日本公開ーテイラー・シェリダン監督

 

暑苦しい夏にぴったり、「恐ろしさ」なんて言葉では形容できない自然(この場合雪)を畏怖する気持ちになる隠れた名作。観れる劇場が少ないのが玉に瑕。

是非口コミで広まって欲しい。アヴェンジャーズで共演しながらも、あまり活躍の場がないジェレミー・レナーと、エリザベス・オルセンの本領をこの作品では観れます。

 

 

とにかく撮影が素晴らしい。雪原の厳しさと時折見える美しさを広角でしっかり撮る一方、人や車が移動する時は、遠くから誰かが監視してる様に望遠で撮ってる。

テイラー・シェリダン、これが長編監督デビュー作って信じられないくらい老練さを感じました。 

また、ニック・ケイヴによる啼きの弦楽器の劇伴が、観る者に優しく手を差し伸べてくれます。(彼も子供を亡くしている)


Wind River (Snow Wolf original soundtrack) by Nick Cave & Warren Ellis

 

 

「運」では生き抜けない、それほど過酷な環境の中でもしっかりと生きようとする人間達の強さがラストの余韻として残る。同年に公開されたスリービルボードも似たテーマ(アメリカの田舎、少女の殺害、人種問題など)を描いているけど、断然こっちの方が映画としての完成度が高い。やっぱ監督・脚本のテイラー・シェリダンはセンスある。比較して観ても面白いかも?

michischili.hatenablog.com

P.S.

いつか自分もカーハートが似合う渋いオヤジになりたい。 

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