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映画で学ぶファッション史

生きたファッションは映画やドラマで学べる! 洋服屋による映画レビュー。 チームで映画も作ってます。

【ファッション史7】Malcom Xとズートスーツ

久しぶりの更新になります!

 

 本日の映画はこちら。

マルコムX [DVD]

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マルコムXキング牧師と並ぶ、有名な黒人解放指導者で、きちんとしたスーツに身を包み、メガネをかけているインテリのようなイメージが強いですね。そのマルコムの人生をこれまた、過激な発言をするアメリカの黒人映画監督、スパイク・リーが描いてます。(スパイク・ジョーンズじゃなくて、今回はスパイク・リーです。)

 

さて今回は、そんなマルコムXがアメリカのイスラム教指導者として、黒人の自由を訴える前の、若い頃の服装を取り上げます。

若い頃はやんちゃしてました。やんちゃを通り越えて(法も通り越えて)、ドラッグや盗みなどをして刑務所に入れられてしまいます。

 

その頃の服装がこれ。

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またはこれ。

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ちょっと暗くて2枚目はわかりにくいですが、解説をしましょう。

 

1940年代にアメリカの黒人のミュージシャンや、マフィアなどの服装としてよく見られたズートスーツ。

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特徴としては、

・極端につばの長いハット

・極端に太いラペル(襟)

・極端に長いジャケット

・極端に太く、ハイウェストなパンツ

・極端な色、または柄使い

 

となります。

とにかく全てが極端ですね。

 

これ、今そのまま着たら目立ちますが、日本のブランドでこの精神を受け継いでるブランドがありました。

 

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色や柄は落ち着いてますが、極端なシルエットはズートに似てますね。

以上Yohji Yamamotoの服でした。

 

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映画、マスクのジムキャリーの服装もズート。

 

 

そしてこちらは2016年10月発売のGRINDという雑誌の表紙。

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気だるそうな表情に、大きいサイズのジャケット、シャツはインしてハイウェストパンツ、そしてつばは広めです。この手のつばの広いハットは一時期とてつもなく人気がありましたね。僕の職場ではよく見かけましたが、そろそろこの流行りも落ち着くのではないかと思います。

 

初回のブログ

【服と映画1】Peaky Blindersとスーツ - michischili 's note book

は1910年代のアイリッシュマフィア、刑事、そしてイタリアン・マフィアの服装を紹介しました。気になった方はこのPeaky Blindersの服装と見比べてみてください。

 

 

映画に戻りましょう。

ズートスーツが登場する、との情報をキャッチし、いつか観ようと思っていた名作を観れました。名作ですが、良くも悪くも内容がヘビーです。スパイク・リーの描きかた、カメラワークももちろんですが、デンゼル・ワシントンの演技がまたいい。カリスマが宿ってます。服装から入るもよし、作品から入るもよしですが、これは観ておいてよかったです。

一般的には、マルコムXキング牧師と比べて過激な発言をしていた、との見方をされますが、実際はどうだったのでしょう?映画は脚色がされていますが、マルコムの人柄と苦悩がとてもよく描かれています。

 

 

今回は1940年代の服装を、初回は1910年代の服装を取り上げました。

年代によって、服装が変わる点がちょっとずつ伝われば本望です。

この流れでいずれは20世紀の服装の変遷を、音楽やその他のカルチャーと絡めて紹介していきたいですね。そしてそれを一冊の本にまとめたいなー、と思うこの頃。

このブログを理論編とすると、実践編で一ついい出来事がありましたので後ほど報告いたします!それではまた!