My energy comes from curiosity and a positive spirit

平成生まれ、米国育ち。面白い奴は大体友達。美術史専攻→洋服屋/ポップカルチャー/ 映画、海外ドラマ、音楽、ファッション(たまに建築)

『スリービルボード』〜耽美を目指して~

監督と脚本を手掛けたマーティン・マクドナーはアイルランド系イギリス人。 映画の中には随所にアイリッシュ要素と、耽美な要素が見られました。 夏の名残のバラと耽美なオープニング 映画冒頭の約3分、ミズーリ州エビングの風景を写しながら流れる『夏の名…

『グラン・トリノ』〜渋いオヤジと赦し〜

車を買うなら72年のグラン・トリノが良い、と思ってしまう激渋でカッコいい映画。 テーマは「父性と赦し」でしょうか。 色彩より陰影が印象的な画作りや、時折手持ちカメラのような撮影が入る感じ、他にもオールドスクールなアメリカらしい質実剛健気質が満…

『15:17、パリ行き』〜イーストウッドによるゴダール再発見〜

ヤバイ。こんな映画あったのか、と思い知らされる出来。 アバンタイトルの手や足のクローズ・アップからして、ただならぬ予感。 撮影と編集のリズムがめちゃ上手い。 そこからはもう息つく間もないまま映画の時間に吸い込まれた。役者ではなくて、実際の事件…

『カメラを止めるな!』〜悔し楽しさのワンカット〜

あー悔しい。 本当に悔しいわ。 良い映画を観ると、たまに悔しいと思う時がありますが今回もそのパターンでした。 曲がりなりにも物作りに少し携わっている自分ですが、この作品に並ぶレベルの物を作れてない。 悔しい。 過去、自分が携わった自主制作の映画…

『アトランタ』とドナルド・グローヴァー

突然ですが、ドナルド・グローヴァーをご存知ですか? 今ポップカルチャーの中で最も勢いと人気のあるアメリカ人クリエイターのドナルド・グローヴァー。彼が主演・制作(一部では監督や脚本も)を手がけている大人気かつ超重要作のコメディ・ドラマ『アトラ…

『ゲーム・オブ・スローンズ』〜リーダーシップ編〜

先週のエミー賞授賞式で再び存在感を示した海外ドラマの金字塔、『ゲーム・オブ・スローンズ』。 2回にわたりこのドラマの魅了をご紹介しましたが、遂に自分が最も語りたかった内容をここで語らせていただきましょう。 一言で言うとリーダーシップ、副題をつ…

『ゲーム・オブ・スローンズ』〜音楽・衣装・言語〜

先週行われた、第70回エミー賞授賞式。 そこで作品賞を始めとする9部門を制覇したドラマ、 『ゲーム・オブ・スローンズ』についてご紹介をしております。 今回は『ゲーム・オブ・スローンズ』の音楽・衣装・言語の魅力をお伝えしましょう。 初回の記事はこち…

『ゲーム・オブ・スローンズ』〜持たざる者の物語〜

皆様お元気でしょうか。 今回は『ゲーム・オブ・スローンズ』というドラマをご紹介します。 史上最高、空前絶後、社会現象(残念ながら今は日本を除く)、ドラマ史、映像史に今後も燦然と輝くであろうドラマ、と言ったら大げさでしょうか。 僕自身今までたく…

『ウィンド・リバー』とカーハート

2018年日本公開ーテイラー・シェリダン監督 暑苦しい夏にぴったり、「恐ろしさ」なんて言葉では形容できない自然(この場合雪)を畏怖する気持ちになる隠れた名作。観れる劇場が少ないのが玉に瑕。 是非口コミで広まって欲しい。 アヴェンジャーズで共演しなが…

『レディ・プレイヤー1』と『マトリックス』〜後編:シミュレーショニズム〜

『レディ・プレイヤー1』は、『マトリックス』への回答なのでは?後編はボードリャール、シンディ・シャーマンといった批評・現代アートを経て『レディ・プレイヤー1』の魅力について考察。

『レディ・プレイヤー1』と『マトリックス』〜前編:仮想現実〜

『レディ・プレイヤー1』は映画『マトリックス』への回答なのではないか?前編は『マトリックス』にみるレイジ・アゲンスト・ザ・マシーンや、とある本から影響を受けた煽りの思想について。

ポップ・カルチャーとマーケティング

はじめに いつもブログをご覧頂きありがとうございます。 ここ数年、ちょっとずつの更新でしたが、洋服屋による映画解説を行なってました。ただ、自分の興味の範囲が広すぎる為、映画やファッションに留まらず気になったポップカルチャー関連の話題を色々と…

『ディファイアント・ワンズ』〜後編: ヒップホップと起業家精神〜

Netflixで配信中の『ディファイアント・ワンズ』の解説第2弾。Appleが買収した事で話題となったBeatsの創業者2人のドキュメンタリー。実は2人ともBeats創業の前から音楽業界では大物でした。「ロック」畑のジミー・アイオヴォンと「ヒップホップ」畑のドクタ…

『ディファイアント・ワンズ』〜前編:音楽とマーケティング〜

今回はNetflixで配信中の『ディファイアント・ワンズ』の解説。Appleが買収した事で話題となったBeatsの創業者2人のドキュメンタリー。実は2人ともBeats創業の前から音楽業界では大物でした。「ロック」畑のジミー・アイオヴォンと「ヒップホップ」畑のドク…

ヴァージル・アブローって何者?

Off-Whiteの設立者であるヴァージル・アブローが、ルイ・ヴィトン・メンズウェアのアーティスティック・ディレクターに就任。村上隆、カニエ・ウェスト、レム・コールハースなどと様々なジャンルのトップクリエイターとの繋がりについて解説。

古着屋Ambivalence

前回のブログでもご紹介させて頂いた知人の古着屋ambivalence 。 michischili.hatenablog.com 古着屋なのにシーズン毎にルックブックを作っていて、これがカッコいい!

Ambivalence

師走ですね。 4月以降の更新となってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 僕は今年始めたカメラが楽しくて、ブログから少し遠のいてしまってました。来年はもう少しマメに更新します。 映画もいくつか観ましたが、今回はとあるお店をご紹介致し…

『ラ・ラ・ランド』のファッション〜後編:開襟シャツとスペクテイター・シューズ〜

今回は映画『ラ・ラ・ランド』でライアン・ゴズリング演じるセブの服装を解説します。開襟シャツ、シャツの起源、スペクテイター・シューズについてご紹介。

『ラ・ラ・ランド』のファッション〜前編:色使いの話〜

はじめに 前代未聞のアカデミー賞での珍事や、ジャズミュージシャンやジャズ警察(?)と呼ばれる人達による「これはジャズか否か」論争などもあり、色々な意味で世の中を賑わせてくれているラ・ラ・ランド。 菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す…

『たかが世界の終わり』

本日ご紹介する映画は、洋服度控え目になりますが、間違いなくファッション誌等でも取り上げられるであろう若き天才が撮った、おしゃれな大傑作です。 www.youtube.com グザビエ・ドラン監督ー2017年、2月公開。 今世界的にも最も勢いがあり、最新作が出る度…

『狂い咲きサンダーロード』とヴェトモン

今回の映画はこちらです。 狂い咲きサンダーロード 1980年公開。石井聰亙(いしいそうご)監督。 石井聰亙監督が、(今は改名して、石井岳龍になったみたいですね)学生時代の卒業制作として発表した映画です。 サンダーロード、という架空の都市が舞台。暴走…

『ファブリックの女王』〜マリメッコのマーケティング〜

映画『ファブリックの女王』で学ぶマリメッコ創業物語。フィンランド発のマリメッコは、プレタポルテの先駆けでもありました。創業者アルミ・ラティアのマーケティングの才能にも注目。

『8 1/2』と黒スーツ

はじめに 『8 1/2』フェデリコ・フェリーニ監督、1963年公開。 黒スーツと題して2つの映画を紹介してきましたが、いよいよ真打ち登場。 8 1/2 [Blu-ray] 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2013/01/11 メディア: Blu-ray 購入: 1人 クリック: 5回 この商品…

『レザボア・ドッグズ』と黒スーツ

今回は映画『レザボア・ドッグズ』の黒スーツと衣装について解説。ハーヴェイ・カイテルは劇中ではアニエス・ベーのスーツを着たようですが、その他のキャラクターは予算の都合上様々な工夫を凝らして統一感のある制服のように見せたようです。

『ゲットダウン』とスニーカー

Netflixが製作ドラマ『ゲットダウン』の紹介。1970年代ニューヨークの団地から生まれたヒップホップ。そんなヒップホップ誕生物語と、ヒップホップ・ファッションには欠かせないスニーカーの話。

『シングル・マン』と黒スーツ

映画『シングルマン』のファッションについて解説。デザイナーであるトム・フォードが監督した本作は衣装はもちろんの事、建築も必見。ジョン・ロートナーの代表作の住宅が出てきます。

『マルコムX』とズートスーツ

【ズート・スーツ】太くて、長くて、派手。全てが極端なズート・スーツは1940年代にアメリカの黒人のミュージシャンや、マフィアなどの服装としてよく見られました。実は黒人解放指導者のマルコムXは、若い頃はズート・スーツを着るようなチンピラでした。映…

『さらば青春の光』とM-51

1960年代後半のイギリスの若者カルチャーとして後世に大きな影響を与えた「モッズ」。モッズについて知りたければ、この映画を観て、このブログを読めば完璧!

『マイ・インターン』とクラシック・ファッション

はじめに 紳士諸君、ハンカチを持ちましょう。 それも自分用のではなく、涙を流す女性のために。 と、臭い台詞から始まりましたが、今回紹介する映画は国内では女性向けにマーケティングされてるみたいですが、世の男性こそ見るべき映画です。

『ストレイト・アウタ・コンプトン』とヒップホップ・ファッション

1986年にデビューを果たしたアメリカのヒップホップグループ、N.W.A.の伝記映画。この映画とこのブログを読めばあなたもヒップホップ・ファッション・マスター!?