『狂い咲きサンダーロード』とヴェトモン
戦う女性経営者。マリメッコの創業者はぶっ飛んでた!映画『ファブリックの女王』
生地屋、マリメッコ
演技を止め、台本を読む演出家とアルミの人物像について話すシーン。
オートクチュールの時代
パリ・オートクチュール
世界に一つだけの服
マリメッコの革新性
一流の映画は、衣装も一流だった。『8 1/2』で学ぶスーツスタイル
一流の映画は、衣装も(スーツの着こなしも)一流だった。体型にあったサイズ、細すぎずダボダボしすぎないシルエットに、黒縁メガネや、サングラスなどの最低限の小物。今ではお洒落なスーツスタイルに欠かせない上記の着こなしポイントも、ルーツを辿っていくと実はこの映画が起源ではないかと思えるのです。
8 1/2の衣装
フェリーニは言わずと知れた、
グイド(マルチェロ・マストロヤンニ)のスーツ
マルチェロ・マストロヤンニとコリン・ファース
フェリーニの影響
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ダサ・カッコイイ?黒スーツがイケてる『レザボア・ドッグズ』
ダサ・カッコいい?映画オタクの監督、タランティーノ
今や大ヒット映画監督の1人となったタランティーノのデビュー作
低予算感は出てますがこの頃からタランティーノらしさが全開です
ハーヴェイ・カイテルと黒スーツ
ハーヴェイ・カイテル演じるミスターホワイトはアニエス・
ティム・ロス演じるミスターオレンジはボストン型のサングラスをかけてます。
細身の黒スーツ
ディテールの差はあれど、細身の黒スーツをユニフォームとして着るとかっこいいですね。この細身のネクタイの具合や、サングラスやデニム、人によってはブーツを合わせてしまう具合が、絶妙です。黒のスーツに黒のネクタイといえば、一歩間違えると喪服に見えてしまいますが、素性のわからないホワイトさんや、ピンクさん達は強盗をするのに、「あえて黒スーツを着てる」感がおしゃれに見えるんでしょうね。うまい演出を考えましたね、タランティーノ。
と、思ったら監督本人も、ちょい役でちゃっかりミスター・ブラウンとして出演してます。この笑みがなんとも言えないですね。完全に楽しんでます。さて、物語は明るいオープニングで始まりますが、その後緊迫したムードが漂い始め、銀行強盗が失敗に終わったことがわかります。タランティーノ特有の、キャラクターにべらべら長台詞を言わせる、また、時間が飛んだり戻ったり、という演出が低予算がながらも物語に良いリズムを生んでくれてます。果たして、裏切り者は誰なのか。タランティーノ演じるミスター・ブラウンはどんな活躍をするのか。長編デビュー作とは思えない素晴らしいこの映画は、この服装無くしては成立しなかったと思います。スーツの着こなしにそんなに差ってあるの?と思ったそこのあなた。他にもシンプルなスーツがイケてる映画を紹介していますので、ぜひご覧ください!巨匠、フェリーニによる『8 1/2』があり、michischili.hatenablog.com
フェリーニから時代を経て引き継がれたスーツ・スタイルに、『シングル・マン』もあります。しかもこの映画は現役のファッション・デザイナーが監督をしてるので、そこも見所です。michischili.hatenablog.com本日も最後までご覧いただきありがとうございました。コメントの書き込み、その他SNSでのシェアなどして頂けるととても嬉しいです!それではまた!
ヒップ・ホップ誕生を描く、Netflixドラマ『ゲットダウン』
プーマのスウェード・クラシックが印象的に使われている『ゲットダウン』。実はこには理由があるんです。今回は、Netflixが製作したヒップホップ誕生の物語を描くド
ブロンクス生まれ、プーマ育ち
舞台は1977年ニューヨーク、ブロンクス。当時は街中には貧困が蔓延り、
初期ヒップホップとスニーカー
michischili.hatenablog.com さて、ドラマは77年から数年間(第2シーズンでどれくらい進むかにもよりますが)を描いてますが、少し先に進んでみましょう。RUN-DMCによって一気にメジャーな音楽の仲間入りを果たしたヒップホップですが、当時はまだまだアフリカ系、またはヒスパニック系の文化というイメージが強かったです。 そんなイメージをこのグループが壊します。
『ゲットダウン』の魅力とは?
彼女はキリスト教の牧師を父に持ち、教会で聖歌を歌っていますが、ディスコ・スターになり、この貧困の街から出たいという夢を持っています。しかし、厳格なペンテコステ派の牧師の父からは、ディスコは悪魔の音楽だ、と断固反対されます。ディスコ音楽と教会音楽という部分もきちんと描いているのはとても勉強になります。アメリカのミュージシャンで聖歌隊出身の人は非常に多い点から、その背景を観れるのは日本に住む僕たちにとってはとても新鮮だと思います。誰もが、エゼキエルの教養の深さを評価しているにも関わらず、彼は才能を活かしきれない。誰もが、マイリーンの歌声を評価しているにも関わらず、父がその才能を使わせてくれない。 この才能のある若者二人は時代の波にのまれてしまうのでしょうか?
このドラマ、ヒップホップ誕生物語でもありますが、若者の青春ドラマでもあり、弱者が夢を掴みとろうとするアメリカンドリームも描いてます。服の話からずれてしまいますが、ヒップホップ誕生と切ってもきれないグラフィティ(落書き)の文化もリアルに描いています。この夏公開されてからは、アメリカで大ヒットしたみたいですが、日本でも同じ公開時期に観れるのはいいですね。僕も寝る間を惜しんで一気見してしまいました。今回はスニーカーを中心に解説しまたしが、いかがでしたでしょうか?ちなみに未だにヒップホップとスニーカー(ファッション)の関係は切っても切り離せず、最近ではKanye West がAdidasと共同でプロデュースしているyeezyというスニーカーが人気だったりします。
無法地帯の若者達を潰しにかかる嫌な大人達と、
現状を憂いながらも、もっと良くしていきたい!と反発する若者達の熱血ドラマ。
ヒップホップ誕生の裏側は、小説よりも奇な血沸き肉踊る若者達の叫びの物語でした。どっちが勝ったって?それはもう皆さんご存知ですよね 本日も最後までご覧いただきありがとうございました。コメントの書き込み、その他SNSでのシェアなどして頂けるととても嬉しいです!それではまた!
スーツも建築もお洒落!トム・フォードの『シングル・マン』
お洒落映画といえば、これ。ファッション雑誌ポ◯イの表紙にの載ったこの映画、実は建築もかっこいいんです。
トム・フォードって誰?
この映画を監督したのは、実はファッション・デザイナーとして有名なトム・
トム・フォードとスーツ
建築もかっこいい。西海岸らしいガラス・ハウスとは?
光の差し込み具合だまたいい。建築もそうですが、インテリアや小物も60年代らしさを忠実に再現していますね。まさに神は細部に宿る。服も建築もこだわっているこの映画、デザインに興味のある方は是非観てください!ちなみに、以前紹介した映画、『マイ・インターン』もこの映画同様、クラシックなファッションの良い参考例です。『シングル・マン』はスーツと建築がメインでしたが、『マイ・インターン』は小物を中心に参考になる物がたくさんです!
ズートスーツって何!?映画『マルコムX』で学ぶチンピラスーツ
【ズート・スーツ】1940年代にアフリカン・アメリカン系ミュージシャンや、マフィアなどの服装としてよく見られたズート・スーツ。キング牧師と並ぶ有名な解放指導者マルコムXは、実は若い頃はズート・スーツを着るようなチンピラでした。今回は映画『マルコムX』を元にズート・スーツの解説をします。
ズート・スーツ
さて、マルコムXはきちんとしたスーツに身を包み、メガネをかけているインテリのようなイメージが強いですね。しかし、若い頃はやんちゃでした。やんちゃを通り越えてチンピラでした。その頃の服装がこれ。
またはこれ。
ちょっと暗くて2枚目はわかりにくいですが、解説をしましょう。
1940年代にアフリカ系アメリカ人のミュージシャンや、マフィアなどの服装としてよく見られたズートスーツ。
特徴としては、
・極端につばの長いハット
・極端に太いラペル(襟)
・極端に長いジャケット
・極端に太く、ハイウェストなパンツ
・極端な色、または柄使い
となります。
とにかく全てが極端ですね。
ヨウジ・ヤマモトとズート・スーツ
これ、今そのまま着たら目立ちますが、日本のブランドでこの精神を受け継いでるブランドがありました。
色や柄は落ち着いてますが、極端なシルエットはまさにズート・スーツですね。以上ヨウジ・ヤマモトの服でした。
映画、マスクのジムキャリーの服装もズート・スーツ。そしてこちらは2016年10月発売のGRINDという雑誌の表紙。
気だるそうな表情に、大きいサイズのジャケット、シャツはインしてハイウェストパンツ、そしてつばは広めです。この手のつばの広いハットは一時期とてつもなく人気がありましたね。僕の職場ではよく見かけましたが、そろそろこの流行りも落ち着くのではないかと思います。
映画に戻りましょう。ズート・スーツが登場する、との情報をキャッチし、いつか観ようと思っていた名作を観れました。名作ですが、良くも悪くも内容がヘビーです。スパイク・リーの描きかた、カメラワークももちろんですが、デンゼル・ワシントンの演技がまたいい。カリスマが宿ってます。服装から入るもよし、作品から入るもよしですが、これは観ておいてよかったです。一般的には、マルコムXはキング牧師と比べて過激な発言をしていた、との見方をされますが、実際はどうだったのでしょう?映画は脚色がされていますが、マルコムの人柄と苦悩がとてもよく描かれています。ちなみに、服装とその背景のカルチャーに興味を持ったそこのあなた。このブログでは他にも1910年代の英国マフィアの服装を解説している記事があります。今回のズートスーツと是非見比べてみてください。michischili.hatenablog.com
他にも、スーツと言えども、モッズ・スタイルのスーツはまた全然違う成り立ちと美意識があります。モッズと言えば、日本で大人気、カラフルかつ品のあるポール・スミスのルーツのスタイルとも言えますね。モッズ・スタイルは当時の最先端の不良ファッションだったことがわかる映画『さらば青春の光』などもあります。
スーツといえども、地域、時代、音楽、などとの繋がりなどでこんなにも豊かな歴史があるんだ、と発見があると思います!本日も最後までご覧いただきありがとうございました。コメントの書き込み、その他SNSでのシェアなどして頂けるととても嬉しいです!それではまた!
ポール・スミスも?今更聞けない、モッズって何?『さらば青春の光』
本国よりも日本の方が売れていると言われる英国ファッション・ブランド、ポールスミス。現代版のモッズ、ポール・スミスは不良のイメージとはかけ離れてますが、実はモッズの起源って意外とぶっ飛んでたんです。今回はそんなモッズについて解説します!
細身のスーツ
Vゾーン、狭いを通りこしてほとんどないですね。ビートルズに関してはロッカーテイストなリーゼントに革ジャン時代もあり、中期から後期にはロン毛にフレアパンツというヒッピーな時代もあるので厳密には「モッズ」ではないですが、この服装は明らかに同時代に流行っていた「モッズ」を意識していたでしょう。
モッズコート=M-51
カーキのコートはざっくりとモッズコートと呼ばれていますが、基本的にはこの映画の中でも「モッズ」達が着ていたのはM-51というタイプのコートです。
現代のモッズ
これ。このバンドも(Bawdies)、
注)これはVゾーン深いですが
現代の日本でも使われる「モッズ風」のルーツはこの映画に描かれている「モッズ」ファッションになります。さて、この映画で主人公ジミーは青春とさらばしたのかどうかわかりませんが、60年代も終わり70年代になるとヒッピー達が登場します。そして「モッズ」の系統は同じイギリスで別のカルチャーへと引き継がれます。怒れる若者達は、よりディープなレゲエやダブを聞き、髪をモヒカン、またはスキンヘッドにし、細身のデニムにドクターマーチンやジョージコックスを履く、「パンク」として登場します。あ、ちなみに同じ60年代が舞台でスーツの着こなしがお洒落な映画、『シングル・マン』と比較しても面白いですね。『シングル・マン』はアメリカが舞台でおじさんが主役ですが、スーツといえどもこんなにも豊かな歴史があるのだなぁとしみじみ思うでしょう。
『マイ・インターン』とクラシック・ファッション
はじめに
紳士諸君、ハンカチを持ちましょう。
『ストレイト・アウタ・コンプトン』のファッション
今なお音楽界で大きな影響力を持つDr. Dre(ヘッドホンブランド、Beats by Dr. Dreが最近Apple社に買収されましたね)や、映画製作、俳優としも活躍もするラッパーIce Cubeなどが所属していたグループ、N.W.A。1986年にデビューを果たした、このヒップホップグループは色な意味で型破りでした。
『最も危険な時代が生み出した最も危険なやつら」の服装、気になりますねぇ。服の話をする前に簡単にヒップホップのおさらいをしておきます。
ヒップ・ホップ黎明期ーN.W.A.以前
【1970年代ヒップホップ誕生】
NYの貧困街でヒップホップ誕生。当時はディスコが大ブームでしたが、この貧困街に住むアフリカ系やヒスパニック系の若者達はディスコにいくお金がなく、街角でレコードを流してパーティーをしてました。
【ヒップホップの4大要素】
【DJ】レコードを二枚以上同時に操り、曲の間奏部分(break)だけを流すとパーティーに来る人達の反応が良くなることを発見したのが、break beatsの始まりで、ここにヒップホップのDJが誕生します。
【MC】DJが流すビートに合わせて韻(rhyme)を踏む詩(lyrics)を、時には即興で作り、ラップをするのがMC。語源はMaster of Ceremony(司会)。ざっくり言うとMC=ラッパーです。
【Break Dance】DJの流すbreak beat に合わせて踊り出した人達をb-boyと呼びます。blackでもbadでもないのでご注意ください。
【Graffiti】落書きです。もちろん違法な物も多くあります。しかし、イーゼルを立て、キャンバスの上に描くという西洋美術とは異なる背景から生まれたこのストリートアートは一部ではありますが今では正当な(そんな物があるのかも怪しいですが一応)アートとして認められています。(古くはバスキア、ヘリングが活躍し、現代ではバンクシーなどもいますね)
さて、上記の4つの要素が70年代からじわじわと文化として広がっていきました。ギャング達の血で血を洗う戦いを終わらせる代わりに、ラップのバトルやグラフィティによる縄張り争いに変わっていったという側面もあります。この頃はまだヒップホップはマイナーな音楽でしたが、多くの若者達のハートを掴んでいました。最初期ではないですが、ヒップホップがメジャーになったきっかけを作ったグループ、RUN DMCの服を見てみましょう。
Kangolのハットをかぶり、adidasのジャージを着て、superstarを(たまに紐なしで)履く。初期のヒップホップファッションは今多くの人がイメージするダボダボのファッションではなかったのです。stansmithの復刻、そしてsuper starの復刻があり、kangolではなくてもこのタイプのハットがここ数年メンズファッションで人気が出ているのも、元はここなんですね。これが1986年の写真。
ギャングスタ・ラップ、コンプトンからデビュー
この2年後、1988年に今回の映画の主役のN.W.A.達はデビューアルバムをリリースします。そのNWAの服装を見てみましょう。
不良ですね。彼らが育ったカリフォルニア州コンプトンは全米で最も治安が悪いと言われてた地域でした。麻薬の売人をやったり、ギャングが銃を持ち込んでスクールバスに乗り込んでくるような日本では考えられない環境の中、彼等は音楽を通して「クリーン」に成功者になろうとします。映画の中にも描かれていますが、ただ仲間同士でだべってるだけで、パトカーがやってきて、突然身体チェックをうけるなど、理不尽な出来事がたくさんありました。そんな彼らは「ギャングスタ・ヒップホップ」と呼ばれていました。さて、このギャングスタヒップホップの服の特徴を幾つかご紹介しましょう。
1)地元のスポーツチームのキャップやジャージを着る
ヒップホップは地元愛が強いのが特徴です。自分の育った街を代表する、という歌詞はラップの中によく出てきます。そしてスポーツの世界もヒップホップの世界と似たように、実力勝負で上の世界へと行ける。同じアフリカ系アメリカ人の多くが活躍しているスポーツと親近感を持ったのも頷けますね。
2)ダボダボファッション
ヒップホップと言えばダボダボな服装、というイメージがありますね。でもこれには諸説ありまして、
・お金のない親が子供の服を買うときに、大きくなっても着られるように、と大きいサイズを着せた
・ギャング達の仲間内での自分の「悪さ」を誇示するため、刑務所で履かされていたような、脱走しにくい極太のパンツを履く。
3)ゴールドアクセサリー
派手で、ギラギラしているとなお良いこのアクセサリーはヒップホップスラングでは、「bling-bling」と呼ばれてます。これも貧困層出身の若者達が、マイク一本でのし上がって(またはDJのスキル)成功したことを誇示するため、と言われています。
ヒップホップの今
いかがでしょうか?NWAデビュー以降は「ギャングスタ・ヒップホップ」が主流として1990年代前半から2000年代前半まで君臨します。そして今のヒップホップのトップに君臨するPharrellやKanye Westが出てくることで、ギャングスタ・ヒップホップが一つのジャンル、歴史的区切りとして認識されるようになります。(PharrellやKanyeは全然ギャングではないですし、歌詞も、服装も、そして何よりも「音」が全然違いますね)
長くなってしまいましたが、いかがでしたか?かつて、ロックが尖った若者達の音楽で文化であった時代から、今はヒップホップがある種の尖った新しい音楽・文化を発信している時代である、と見ると色々面白いかもしれませんね。最後にこんな画像でお別れを。http://blog.apparelzoo.com/evolution-of-hip-hop-culture/
12/19(土)公開『ストレイト・アウタ・コンプトン 』予告編
今作に登場するDr. DreはJimmy Ivoneと組み、Appleによる企業買収で史上最高額となったBeats by Dreを立ち上げたました。そこに行き着くまでのドラマがそのままポップ・カルチャーの歴史、数ページを占めるほどの面白さがあります。ヒップ・ホップ文化の持つ起業家精神とアメリカの音楽ビジネスとマーケティングについて学べるので、そのあたりに興味のある方はNetflix制作のドキュメンタリーも是非ご覧ください!
ちなみにヒップホップ誕生物語を描いた、『ゲット・ダウン』というNetflixドラマもあります。『ロミオとジュリエット』や『ムーラン・ルージュ』で有名なバズ・ラーマン監督のドラマです。michischili.hatenablog.com
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